夏が近くなってくると鎌倉のレンバイ(鎌倉市農協連即売所)に並ぶアーティチョーク。あまりにも個性的な姿は、いったいどこから食べたらよいのか途方に暮れてしまいそう。今回はそんなアーティチョークの食べ方をレシピとともにわかりやすくご紹介します。
鎌倉のレンバイで売られていたアーティチョーク
アーティチョークとは
アーティチョークはキク科チョウセンアザミ属の多年草で地中海沿岸原産の野菜です。欧米ではおなじみの野菜として広く食べられています。日本には江戸時代に伝わり、和名は「チョウセンアザミ」と言います。ただ日本では野菜というより観賞用として使われることが多いです。
日本で作られるアーティチョークは6月から7月の初夏の季節に出回ります。
アーティチョークはどこを食べるの?
たくさんのうろこに覆われたアーティチョーク。その外見からうろこの下に食べられる部分がありそうに思われるかもしれませんが実は違います。
アーティチョークを切ると、その中心部分までうろこで覆われているのがわかります。いったいどこを食べるんだろう? と思われるかも。
それではアーティチョークの食べられる部分を見ていきましょう。
- うろこ内側の肉厚な根元部分 ここを歯でしごくようにして食べます。
- つぼみの芯の部分。ここは何層ものうろこに包まれていて最後に姿を現します。「ボトム」または「ハート」とも呼ばれ、アーティチョークの一番おいしいところです。
- 茎の中。ちょっぴりビターでおいしいです。
さて、古くからそのおいしさが愛されてきたアーティチョーク。その味はほのかな甘みがあって、ゆり根やそら豆の味に例えられます。
アーティチョークの保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。そしてなるべく早いうちに食べてください。
アーティチョークの食べ方
それでは一番簡単なアーティチョークを蒸す方法で、そのおいしさを味わってみたいと思います。そしてアーティチョークにぴったりの代表的な3つのソースもご用意しました。