黒大根の美しいモノトーンを生かしたオイル蒸し
黒大根はヨーロッパでよく使われるポピュラーな野菜
黒大根は全身真黒ですが、中は真っ白。(奥に写っているグリーンの大根はカザフ辛味大根) ヨーロッパでは16世紀から栽培されてきた伝統野菜です。炒めたり煮たりして肉料理や魚料理の付け合わせとしてよく使われています。
黒大根を美しく料理するには
黒大根を炒めるとせっかくの白い色が白でなくなってしまう。また、煮ると今度は黒が薄くなってしまう。そんな黒大根の黒と白を美しく見せるには蒸すのが一番。今回作ったオイル蒸しはすごく簡単で鍋に二種類の大根と黒キャベツを入れてオリーブオイルを回し入れ塩を振り火にかけて蒸すだけ。それでいて野菜の旨味が凝縮されてすごくおいしくなります。
黒い大根とグリーンの大根は食べ比べてみるとその違いに驚かされます。黒大根は蒸しても中は締まった感じでほんのりと辛味が残っている。これもなかなかおいしい。それとは対照的にカザフ辛味大根はとろけるようなやわらかさと甘さがいっぱいです。大人の黒大根とお子様向けのカザフ辛味大根、そんな印象を受けました。
日本ではほとんど知られていない黒キャベツ。今回はモノトーンの黒大根に組み合わせてみました。黒キャベツは肉厚で葉っぱが縮れているのが特徴。じっくり蒸すことで野菜が持つ旨味と甘みが引き出されました。
今日の生産者さん
黒大根・黒キャベツ さいたまヨーロッパ野菜研究会 高橋さん
カザフ辛味大根 さいたまヨーロッパ野菜研究会 池田さん