アメリカの料理研究家ジュリア・チャイルドが残した珠玉のレシピの中からクレソンのポタージュをご紹介します。映画「ジュリー&ジュリア(Julie & Julia)」に登場したジュリアのレシピ本「王道のフランス料理(Mastering the Art of French Cooking)」に実際に出ているレシピを日本の料理事情に合わせてリメイクしたレシピです。
フランス料理をアメリカの主婦に紹介した「王道のフランス料理(Mastering the Art of French Cooking)」。写真は青い表紙のVol.1。今回のレシピが出ていたものです。ちなみに映画「ジュリー&ジュリア」に登場する赤い表紙の本はVol.2の方です。
「王道のフランス料理」スープの章でポタージュのバリエーションとして紹介されていたクレソンのポタージュ。その内容はあまりにもシンプルで目を疑うほど。しかし、完成度の高いポタージュができあがることになる。
日本語に訳したクレソンポタージュのレシピはこちら
ジュリア・チャイルドのクレソンポタージュの作り方は実にシンプル。しかし、出来上がりはみごとにフランス料理の風格を漂わせていました。そして、その味はまさにフランス料理と言える上品で深い味わい。シンプルなだけにそれぞれの素材のおいしさが手に取るようにわかる、そんな味わい深いポタージュといえます。
「素晴らしい料理とか、複雑な料理を作る必要はない。新鮮な素材があれば美味しい料理ができるもの」
とジュリア・チャイルドはよく言っていたそうです。そんなジュリアの思いがこのポタージュには込められている、そんな気がしてきました。
クレソンが入ってきた野菜セット