フェンネルの素敵な香りいっぱいのスープ
フェンネルは古代ギリシャの時代から作られてきた歴史上最も古い作物のひとつです。その独特の香りは日本人にとって好みの分かれるところ。茎の膨らんだ部分(鱗茎)はフィノッキオと呼ばれスープやサラダ、ソテーなどに使われます。葉っぱの部分は生で食べたり香味野菜として使われます。
フェンネルの香りはなぜか懐かしい
フェンネルの香りは独特でありながら、どこか懐かしい感じがします。地中海沿岸が原産のフェンネルは、なんと平安時代に日本に伝わっています。和名は茴香(ウイキョウ)。有名なところでは太田胃散、仁丹に使われてきました。意外なところでフェンネルの香りを経験していたわけです。
パースニップはヨーロッパの定番野菜
日本では誰も知らない野菜、パースニップ。でもヨーロッパに行くと定番野菜として売られています。白人参とも呼ばれ、確かに香りは人参のよう。でも食べてみると人参というよりかぶのようです。煮込む料理によく登場する野菜です。
フェンネルの鱗茎の使い方
フェンネルの茎の膨らんだ部分は外側が固くなっている場合があります。その固い部分の皮を剥くことでやわらかい食感が得られます。食べやすい大きさに切り分けてスープやソテーに。サラダにする場合は薄くスライスします。