鎌倉野菜の直売所としてテレビによく登場するレンバイ(鎌倉市農協連即売所)。その最新情報を鎌倉在住の野菜ソムリエプロ宮崎隆至がレポートする鎌倉野菜なう!
今回は3月最終週のレンバイの様子をお届けします。この季節は冬の野菜が終わり春から夏にかけての野菜に切り替わる端境期ということもあって野菜の種類が少ない時。ということもあり、ちょっと心配ですがレンバイの中に入っていきたいと思います。
いきなり、つくしが私を出迎えてくれました。まさに春が来た、ってかんじです!
小さいけど、いい顔をしたキャベツたち。
カブの葉っぱを見るとその新鮮さがわかります。葉っぱが無駄なく使えるのがうれしい。
3色のビーツを見つけました。右上の紫色のビーツはボルシチに使われるもの。そしてその手前には黄色いビーツがあります。さらに一番手前にはピンクのビーツ。これは切ると渦巻き模様が出てくるというおもしろいビーツです。
黄色い菜の花が切り花として売られていました。
全部菜の花の仲間です。のらぼう菜、紅菜苔(こうさいたい)、黒キャベツはどれも菜の花を咲かせますが、その食味には個性があります。この中で私の一押しの菜の花はのらぼう菜。とにかくすごくおいしいです!
こちらは白菜の菜の花。白菜の菜の花は一般にはほとんど知らせていませんが、一度食べると忘れられなくなってしまうほどおいしい。のらぼう菜と並んで、こちらもぜひ食べてもらいたい白菜の菜の花です。
アメリカではヘルシーなケールがブームなんだそうです。アメリカのスーパーではいろいろな種類のケールが売られているという。でもレンバイにだっていろんな種類のケールが売っています。
茎の色がカラフルなスイスチャード。そしてまたまた違う種類のケールを発見しました。
芽キャベツ(左)とその仲間のプチヴェール(右)
鎌倉のレンバイは冬から春へと季節が移り変わる野菜の端境期でしたが、つくしやいろいろな菜の花といった春の訪れを告げる野菜がにぎやかに私を出迎えてくれました。さらにレンバイならではの珍しい野菜の数々。いつ行っても絶対に期待を裏切らないレンバイでした。