鎌倉野菜の直売所、レンバイ(鎌倉市農協連即売所)。さまざまなメディアで紹介されるので日本中から、そして世界中からも注目を集めています。
そんなレンバイの旬の情報をお届けする鎌倉野菜なう! 鎌倉在住の野菜ソムリエプロ宮崎隆至がレポートします。
朝の9時台。レンバイには早くから鎌倉野菜を買いにお客さんがやってきます。
今は冬の野菜が終わり春から夏にかけての野菜に切り替わる間の季節です。そのため、いつもと比べて野菜の種類と量は少ないものです。しかし、この季節ならではのおもしろさに出会えるのもレンバイのすごいところかもしれません。それではレンバイの中へ入っていきましょうか!
菜の花の季節がやってきました! さて、スーパーで売っているのはただの菜の花ですが、レンバイだといろんな種類の菜の花が勢ぞろいしています。今日の菜の花はカーボロネロ(黒キャベツ)、のらちゃん菜(のらぼう菜のことか?)白菜、はなかざり。こんなにいろいろな菜の花に出会えるのはやっぱりレンバイだから。
菜の花とは
アブラナ科アブラナ属の花のこと。若くてやわらかいつぼみや花茎、葉を食べる。一般に売られている「菜の花」の他に小松菜、かぶ、白菜、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜も菜の花として食べることができる。
カナリーノはレタスの仲間。葉っぱの形がムーミンに出てくるニョロニョロみたいだ。
チリチリのレタス。サクっとした歯ごたえのよさがサラダをおいしくする。
サニーレタスとチコリ。左上のカラフルなのは温野菜のセット。
カラフルな茎のスイスチャード。そしてピリ辛がおいしいわさび菜。どちらもサラダがおすすめです。
大根間引とは大根を太らせるために間引きをした小さな大根のこと。スーパーには絶対に売っていない。甘辛く炒めてご飯に乗せて食べたり、浅漬けにしたりといろいろ使えて素朴なおいしさが味わえる。
レッドビーツとまるまる太った大根。
レンバイでときどき見かけるエディブルフラワー。エディブルフラワーとは食べられるお花のこと。
右上はカーボロネロ(黒キャベツ)、そしてその下はカーボロネロの菜の花。
こんなにかわいいレタスが売っていました。
こしょう草という謎の野菜を見つけました。生産者さんに聞くとクレソンの仲間でピリ辛が特徴という。少しちぎってくれたので、その場で食べてみました。するとなかなか強烈なピリ辛! でもおいしい!
4月に入ったばかりのレンバイは野菜の端境期とはいえ、いろいろなおもしろい野菜に出会うことができました。そして先週、レンバイに来たときと比べて春の野菜が確実に多くなってきました。いよいよレンバイの一番いい季節がやってきます。