鎌倉野菜が売っている日本最古のファーマーズマーケット、レンバイ(鎌倉市農協連即売所)。その旬の情報をてんこ盛りでお届けする鎌倉野菜なう! 鎌倉野菜のことなら何でもわかる野菜ソムリエプロの宮崎隆至がレポートします。
夏が終わり、少し静かになってきた古都鎌倉。そんな街の雰囲気とは全然関係なくいつも賑わっているのがレンバイ。それでは中へ入っていきたいと思います。
午前9時を少し回った時間。レンバイは8時頃から始まるので少し落ち着いたところです。すでに売れてしまった野菜もちらほらありましたが、この時間帯はゆっくりお買い物ができます。
赤オクラがポツンと1袋だけ残っていました。いつも言っていますが赤オクラは茹でると赤い色が落ちて普通の緑のオクラになってしまいます。だから生で食べてほしい!
シカクマメと白ゴーヤー。シカクマメは奇妙な形をしていますが、使いやすくて、いろんなお料理に活用できます。切った断面は人がバンザイしているみたいで、とてもかわいいです。四角豆とミックスのバンザイサラダ
白ゴーヤーは台湾ではおなじみのゴーヤーです。そんな白ゴーヤーを台湾のお料理、苦瓜排骨湯で食べてみては。
新生姜は味噌を付けて食べたり甘酢漬けにして手作りのガリにしたり、といろいろ楽しめます。この時期だけの食材なのでお見逃しなく!
葉とうがらしとはとうがらしの葉っぱのこと。佃煮にすると超おいしくて、ご飯が何杯でもいけちゃう!
今年初の里芋が出てきました。量り売りなので好きなのを自分で選ぶことができます。
これは里芋の親芋
使いやすい大きさに切り分けた冬瓜。これからの季節は冬瓜のスープがおいしい。
雨が降るとトマトはこのように割れてしまいます。でもスーパーの売り場にこんなキズモノが並ぶことはありません。
強風で傷が付いてしまったナス。やはりキズモノなのでスーパーには並びません。
野菜は自然の中で作られるものなので、傷が付いたり、割れたりするのは当たり前。レンバイでは野菜が当たり前の姿のまま売り場に並びます。
枝つきの大葉が売っていました。一束に大量の大葉が付いています。
レンバイにはスーパーで売っていない珍しい野菜が並びます。それが鎌倉野菜の一番の特徴ですが、もう一つの特徴があります。それはキズが付いてしまったような野菜が安価で売られているところ。レンバイに来たら、ぜひ感じてもらいたいレンバイの素晴らしいところです。