鎌倉の人気スポットとして数々のメディアに取り上げられてきたレンバイ(鎌倉市農協連即売所)。週末はレンバイに行こう、と計画している人も多いことと思います。そんな時の予習に役立つ情報が満載の「鎌倉野菜なう!」。キングオブ鎌倉野菜の野菜ソムリエプロ宮崎隆至が渾身の力を振り絞りレポートします!
レンバイは朝の8時頃から始まります。8時頃というアバウトなところがいかにもレンバイらしい。そもそもレンバイの建物にはシャッターなどはなくて夜だって開けっ放しの状態。朝になると生産者さんたちが自分の野菜を運んできて売る準備を始める。8時ちょうどにレンバイに行くとすでに始まっていてプロの料理人たちはいち早く野菜を買い付け帰ろうとしています。そんな感じで、ずいぶん早くからやっているわけです。
今日は8時30分にレンバイに着きました。それでは中へ入っていきたいと思います。
まずはエディブルフラワーです。トレニアのお花が3色入って200円。すごくいい状態でした。エディブルフラワーは鮮度が命なので朝早い時間に買うのが理想的です。
いろいろなチコリの仲間が売っていました。これでイタリアンサラダを作ったら最高です!
つる菜という珍しい野菜が売っていました。つる菜はすごく使い勝手のいい野菜でお浸しや炒め物などいろんな家庭料理に使えます。
長い十六ささげが売っていました。ささげはインゲンとよく似ていますが別の野菜です。とはいえインゲンと同じように使うことができるんですよ。
秋を感じさせてくれる栗が売っていました。栗ご飯が食べたくなってきました。
鮮やかなオレンジ色のオレンジズッキーニ。トランペットズッキーニとも言います。
スベリヒユはすごくヘルシーな野菜。茹でて辛し醤油和えがおいしいです。またサラダにもおすすめ。
紫芋のパープルスイートロード。普通の紫芋は甘くないのでお菓子の色を出すために使われたりしますが、パープルスイートロードは甘さがあるので普通のサツマイモみたいに食べることができるんです。
フランスの高級ジャガイモ、ポム・デ・ラット
ズイキとは里芋の葉柄のこと。漢字で「芋茎」と書きます。お味噌汁に入れると絶品です。
生産者さんが手作りしたキュウリのぬか漬け
ハラペーニョはほどほどの辛さなので使いやすい唐辛子です。
切り売りのオレンジズッキーニと切る前のオレンジズッキーニ。
葉付きの小さな人参。どちらかと言えば葉っぱの方に注目してもらいたい。
レッドビーツと言えばボルシチが有名ですが、それ以外にもいろいろな食べ方があります。
切ると渦巻き模様が出てくる渦巻きビーツ。
これは珍しいゴーヤーが売ってました。生でも食べられるそうです。そしてエゴマは韓国でよく食べられているシソ科の野菜。焼き肉をご飯といっしょにくるんで食べるのが韓流。
金時草はお浸しがおすすめ。そして、色が出たゆで汁でゼリーを作るとすごくきれいです。
カラフルで珍しい野菜が中心の鎌倉野菜ですが、中には地味な野菜があったりもします。そんな中で今日はズイキを買ってきました。久しぶりにズイキのお味噌汁を作って昔の日本の晩ごはんができそうです。それではまた来週!