いろいろなメディアに登場するレンバイ(鎌倉市農協連即売所)は鎌倉野菜の直売所。週末はレンバイに鎌倉野菜を買いに行ってみようかしら、というあなたのために、予習に役立つ情報満載の鎌倉野菜なう! 鎌倉野菜に魂を売った男、宮崎隆至(野菜ソムリエプロ)がレポートします!
10月に入り、一気に秋になってしまったようで今日なんか寒いくらい。でもレンバイは一年中熱いです。それでは熱いレンバイの中へ入っていきましょう!
まず最初にご紹介するのはセロリアック。これはセロリの変種で、肥大した根茎を使うものです。フレンチに使われる食材で日本では非常にレアなもの。そんな珍しいセロリアックをめでたくゲットできたのでレシピを作ってアップしたいと思っています。
ターサイは中国野菜なので、やっぱり中華料理がピッタリ。寒くなるとますますおいしくなる野菜です。
大根葉(大根抜き菜)は大根を太らせるために間引きされた大根の赤ちゃんです。だから下の方に小さな大根が付いていますね。小松菜のように使ってもいいし、甘辛く炒めてご飯に乗せて食べても最高。
日野菜かぶは滋賀県の伝統野菜。かぶなのに長細いのが特徴。桜漬けと呼ばれるきれいなピンクの漬物が有名です。
手前から赤の丸いラディッシュ、白い縦長のラディッシュ、そして少しだけ見えている赤と白の俵型ラディッシュ。生で食べられる葉っぱもたくさん付いています。
フルーツパプリカのセニョリータ。かわいい色の小さなパプリカです。
紅はるかは見た目は普通ですが、食べてみるとすごく甘くておいしい。ということで一押しのサツマイモの紅はるかです。
上に見える大きいのが里芋の親芋です。そして下のゴロゴロしてるのは里芋の子芋、孫芋。親芋の方は普通は出回らないものですが、レンバイだと普通に売られています。親芋の使い方は普通の里芋と同じですが、私の一押しはコロッケです。クリーミーですごくおいしいコロッケができます。
レンバイの大根には葉っぱがこんなに付いています。そんな葉付き大根は買って来たらまず葉っぱを切り落としましょう。そして葉っぱは冷蔵庫の野菜室に入れてくださいね。
すごく大きな冬瓜が売っていました。
夏の間は出てこなかったキャベツが久しぶりに登場しました。
この季節ならではの新ショウガ。これでガリ(甘酢漬け)を作ると最高においしいです。
万願寺唐辛子と伏見甘長ししとう(唐辛子)は京野菜として有名です。どちらも夏の野菜なのでそろそろ終わりに近づいてきました。
普通は売っていない生の落花生。なぜなら生の落花生は鮮度の落ちが早いので産地の近くだけで消費されているからなのです。そんな生の落花生は塩茹でして食べるとすごくおいしいです。ちなみに落花生の産地は千葉県が有名ですが、実は鎌倉市がある神奈川県も落花生の生産が盛んな土地です。レンバイでもこの時期になると出てきます。さて、写真に写っている大粒の落花生「おおまさり」は落花生の中でも一番おいしいと言われている知る人ぞ知る落花生。高いけどそれだけの価値があります。
すだちが売っていました。今夜はサンマを焼いて、すだちをかけて食べよう!
ここにも大根抜き菜が出ていました。これは赤い大根の抜き菜なので小さな赤い大根が付いています。
人参がまだ小さい時に収穫するのが人参菜。独特の風味を持つ人参菜ですが意外と人気があります。
葉付き人参。本体も葉っぱもどちらも使うことができます。葉付き人参も買って来たらすぐに葉っぱを切り離し、葉っぱの方は冷蔵庫の野菜室に入れてください。
レンバイではおなじみの赤オクラと島オクラ。いつも言ってますが赤オクラは茹でると緑になってしまうので注意が必要。そして赤オクラの色落ちしない調理方法とは。
「むかご」とは山芋の葉の付け根にできる肉芽のこと。これを土に埋めておくと芽が出てきて、やがて山芋になるんですよ。
夏の野菜がわずかになり、秋から冬の野菜が増えてきたレンバイ。今日も欲しい野菜がたくさんありましたが、全部買うわけにもいかず、その中から選ぶことになります。それでも、後から買っておけばよかったかな、という野菜もあって悩ましいところです。とはいえ、また来週もあるし、来年だってあるし。ということで来週も鎌倉野菜なう! をご期待ください!
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