京芋(たけのこ芋)は里芋の仲間。一般的な里芋と違ってとても大きいのが特徴です。今回はそんな京芋の基本の使い方と京芋ならではのおいしさが堪能できるレシピをご紹介します。
目次
京芋(たけのこ芋)について
鎌倉のレンバイ(鎌倉市農協連即売所)で売っていた京芋(たけのこ芋)。
里芋には親芋を食用とする品種(親芋用)と子芋、孫芋を食用とする品種(子芋用)そして親芋と子芋、孫芋どちらも食用とする品種(兼用)があります。今回使用した京芋(たけのこ芋)は親芋用の里芋です。なお一般に里芋として売られているもののほとんどは子芋、孫芋を食用とする品種です。
2種類の京芋
京芋と呼ばれるお芋には2種類があって、一つは今回使用した京芋で「たけのこ芋」と呼ばれているもの。そしてもう一つは京野菜として知られる京芋で「海老芋」と呼ばれているもの。その違いをわかりやすく解説しました。
京芋(たけのこ芋)
芋の半分以上が地面から出ている姿がタケノコのようなので「タケノコ芋」という名前が付いたという。もともとは宮崎県特産の里芋で地元で消費されていたタケノコ芋。それを県外に売り込もうと関西に営業に行った関係者が、たまたま京都で食べた精進料理の里芋のあまりのおいしさに感動し「このおいしい里芋にあやかりたい!」ということで「京芋」と命名したのがそのはじまり。京芋という名前ですが実は京都とは何の関係もありません。
もうひとつの京芋(海老芋)
海老芋は京野菜のひとつで高級食材として使われている里芋。エビのように湾曲した形が特徴です。この海老芋のことをややこしいことに「京芋」と呼ぶ場合があります。なお、海老芋は主に子芋を食べますが親芋も食べる兼用の品種です。
たけのこ芋である京芋と海老芋である京芋、どちらも「京芋」と同じ名前で呼ばれることがありますが、これらは全くの別物なので混同しないよう注意してください。
京芋(たけのこ芋) 基本の煮物/レシピ
京芋(たけのこ芋)のホクホクでしっとりしたおいしさがよくわかる煮物です。京芋(たけのこ芋)ならではの食感と風味を味わってもらいたかったので煮詰めないあっさりとした味に仕上げました。
京芋(たけのこ芋)の煮物コロッケ
コクのある煮物のおいしさが味わえるホクホクのコロッケ。上のレシピで作った京芋(たけのこ芋)の煮物に衣を付けてカラッと揚げたものです。簡単に作れてすごくおいしいです。