奈良市米谷町で100年以上昔から作られてきたという紫とうがらし。地元の農家では佃煮で食べるという。そこで、今回は紫とうがらしをシンプルな佃煮で味わってみます。
紫とうがらし
100年以上も前から作られてきたという紫とうがらしは、なぜか農家の自家消費用として細々と作られてきたという。そのため、奈良県でも知る者は少ない幻の野菜だった。
そんな紫とうがらしも平成18年に大和野菜に認定され、ようやく日の目を見ることに。
材料 2人分
- 紫とうがらし 100g
- ごま油 少々
- 酒 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 薄口醤油 小さじ1
- 花かつお 2g
作り方
- 紫とうがらしのヘタを切り落とし1センチ位に切り分ける。
- 鍋にごま油少々を中火で熱し、紫とうがらしを炒める。
- 酒、醤油、砂糖、みりん、薄口醤油を加え、弱火で煮る。
- 煮詰まってきたら花かつおを加え、混ぜたらできあがり。
試食のじかん
紫とうがらしはいつの間にか緑色に変化しているではありませんか! ちょっと残念な気持ちですが食べてみます。うーん! 京野菜の伏見甘長とうがらしや、万願寺とうがらしとも違うようだけど、これもまたまたおいしい。あえて言うならば、炒め煮しても果肉がしっかりしていてフルーティーさがある、といったところか。地元の人は紫とうがらしのことを「食べた者にしかわからない味」と言うらしい。このなんともはっきりしない表現がまさにぴったりの紫とうがらしでした!
紫とうがらしの生産者さん

POCO A POCO FARMのみなさん
生産者: 和知 健一 POCO A POCO FARM 茨城県那珂市
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