
菜の花(紫小松菜)
菜の花と言えば茹でてお浸しや辛し和えにするのが定番。ところがフェイスブックの友達である生産者さんからこんな話を聞きました。
「一番おいしい食べ方は生をポキッと折ってそのまま食べる」
とはいえ、菜の花を生で食べるなんて誰も知らない。そこで実際に野菜ソムリエが菜の花を生で食べてみることにしました。
菜の花とはアブラナ科の植物の総称。スーパーなどで売っている普通の菜の花の他にも小松菜、キャベツ、かぶ、大根といったおなじみの野菜もみんなアブラナ科の野菜。みんな春になると菜の花を咲かせます。こういった様々な菜の花はスーパーの売り場には並びませんが、農産物直売所や生産者直売には春先になると出回ります。
テイスティングの方法
生のままポキッと折ってバーニャカウダソースをつけて食べる
生で食べた菜の花のテイスティングの結果
- スーパーで売っていた普通の菜の花くせがなくて、問題なく生で食べることができました。心配していた苦みも気にならなかったです。ただ茎の下の方だけはちょっとだけ筋が気になりました。
- のらぼう菜生で食べて一番おいしかったのが、のらぼう菜。やわらかくて甘いやさしい味がしました。
- キャベツの菜の花キャベツの菜の花だけあって、キャベツっぽい味がします。すこし固く感じられましたが、それでも普通のキャベツ並みです。バーニャカウダで食べるのが合っています。
- 水菜の菜の花すっきりした上品な味。少しだけピリ辛風味が感じられます。ドレッシングと和えてサラダにしてもおいしそうです。
- 青梗菜の菜の花少し生々しい味がしました。生でも問題なく食べられますが茹でたり炒めたりした方がおいしいです。
- 小松菜の菜の花葉っぱの部分にややクセが感じられる。でも茎の太いところは甘くておいしかったです。
- チーマディラーパ(西洋菜の花)イタリアの菜の花だけあってバーニャカウダが一番似合っている感じがしました。
- 紫小松菜の菜の花すっきりした味で食べやすいです。少し感じられるピリ辛風味がいいアクセントになっています。
1、徳島県産・近所のスーパーで購入
2、4、6 茨城県産・ポコアポコファーム・無農薬、無肥料の自然農法
3、5、7、8 神奈川県産・鎌倉市農協連即売所(レンバイ)で購入
テイスティングを終えて
全部で8種類の菜の花を生で食べてみました。その結果、菜の花は生で食べてもおいしい、という結果になりました。ただ種類によっては生で食べるよりも熱を加えて食べた方がおいしそうなものもあります。とはいえ、野菜本来の味はやっぱり生で食べるとよくわかります。野菜が大好きなら、ぜひ菜の花を生で味わってみてください!