いいえ、違います!

いんげん
いんげんはスーパーで普通に売っているおなじみの野菜。家庭料理にもしばしば登場します。一方、ささげはちょっと珍しい野菜。いんげんによく似ていますが、実は違う野菜だったんです! そこで、その違いをわかりやすく表にしてみました。

ささげ
ささげといんげんの違い
ささげ | いんげん | |
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分類 | マメ目マメ科ササゲ属 | マメ目マメ科インゲンマメ属 |
英名 | Cowpea Black-eyed pea |
Common bean |
原産地 | アフリカ | 中南米 |
日本へ入ってくるまで | アフリカで栽培化され、アジアに広がったと考えられる。日本には9世紀以前に伝わったとされる。 | 16世紀末にヨーロッパを経由して中国に伝わり1654年に帰化僧、隠元隆琦が持ち込んだとされる。 |
使い方食べ方 | 若い莢を野菜として利用する青果用はいんげんと同じ使い方ができる。乾燥子実用は赤飯のアズキの代わりとして使われる。アフリカでは煮てからすり潰しスープに、インドではダール(豆を挽き割ったもの、およびそれを煮込んだ料理)、東南アジア、東アジアでは煮豆、ぜんざい、赤飯、ご飯に混ぜたりする。 | 若い莢を野菜として利用する青果用は煮物、和え物、天ぷら、サラダと何にでも使える。乾燥子実用は煮豆や甘納豆、菓子用の餡に使われる。また、フランス料理、イタリア料理では煮込み料理に使われる。 |
種類 | 十六ささげ 姫ささげ 柊野(ひいらぎの)ささげ [京野菜] |
丸莢(ドジョウインゲンなど) 平莢(モロッコインゲンなど) 細い丸莢(サーベルインゲン) |
農業生物資源ジーンバンクより一部引用
ささげといんげんは違うものだったけど、使い方は同じ
ささげはあまり知られていませんが、使い方はいんげんと同じで大丈夫です。ということはいろんなお料理に使える万能の野菜だったんです。どこかで売っていたらぜひ手に入れていろんなお料理に使ってみてください。