真黒なすの煮びたし

その昔、関東を中心に大人気のナスがありました。それが真黒なす。「まっくろなす」ではなく、「シンクロナス」と読みます。形は今どきのナスによく似ています。それもそのはずで、今どきのナスの片親がこの真黒なすなのです。

真黒なす

かつては、普通に流通していた真黒なすも今では作る人が少なくなり、幻のナスと言われています。

今どきのナスに比べ、真黒なすは格段においしい。にもかかわらず、今どきのナスに置き換わってしまったのは、真黒なすには皮が薄いという欠点があったから。傷が付きにくい皮の厚いナスが市場から求められ、いつの間にかおいしい真黒なすは市場から消えてゆきました。

そんな消えていった真黒なすですが、ごく一部の生産者さんの手で今でも作り続けていました。スーパーには売っていない昔のなす、そんな真黒なすのおいしさをじっくり味わってみることにしました。

 

材料 2人分

  • 真黒なす 2本
  • だし汁 1/2カップ
  • 醤油 小さじ2
  • みりん 小さじ2
  • 生姜 1片

作り方

  1. 真黒なすはヘタを切り落とし縦4等分に切る。真黒なす
  2. 揚げ油を170℃に熱し、真黒なすを揚げる。真黒なすを揚げる
  3. 鍋にだし汁、醤油、みりんを入れて火にかける。沸いたらすりおろした生姜と真黒なすを加え一煮立ちさせる。真黒なすを煮る

試食のじかん

ナスがおいしい季節になると一番に食べたいと思うのが、この真黒なす。また今年もこのおいしいナスと再会できた喜びを噛みしめながら食べてみます。煮汁が染みた果肉は緻密にしてやわらか。だから味がぼけない。真黒なすの味は淡白なので、調味料を素直に受け入れてくれる。それでいて、真黒なす本来の味がしっかり出るので調和のとれたおいしさが完成する。なすのお料理はいろいろあるけど、真黒なすは繊細な日本料理で味わってもらいたい。

真黒なすの煮びたし

真黒なすの生産者さん

梅谷 勝義さん 福島県二本松市

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