やきなすを焼きなすで食べる。意味不明のことを言っているようですが、実は正しい日本語です。「やきなす」とは新潟県で作られているなすの名前。その名の通り焼きなすがおいしいなすです。
焼きなすとは
焼くと身が締まって簡単に皮がむけ、非常においしくなることから、この名前がつきました。皮も身もとろけるようにやわらかく、甘くみずみずしい味わいが特徴です。
出荷期間:6月上旬~8月下旬
生産地区:北区豊栄地区新潟県はなすの栽培面積が全国1位で多様な品種が栽培され、料理によって品種を使い分ける文化があります。
なかでも豊栄地区(現 新潟市)で栽培されている「やきなす」は、県内最大級のなすとして知られており、大きいものは長さ30cmにもなります。
記録によると、昭和36年頃に豊栄地区の農家が「えんぴつなす」の種を手に入れ、自家採取を繰り返しながら大型のものだけを残していったのが、やきなすのはじまりと言われています。
焼いたらことのほかうまかったので「やきなす」と命名。市場に出荷したところ評判を得たといわれています。新潟市ホームページより引用
http://www.city.niigata.lg.jp/business/shoku_hana/shokutohana/meisan2/osusume/vegetables/yakinasu.html
材料 2人分
- やきなす 2本
- かつお節 少々
- 醤油 少々
- 生姜 1片
- 大葉 4枚
作り方
- やきなすのがくの先をはさみで切り落とす。一番下のところから菜箸を差し込み爆発防止の空気孔を開ける。そして刷毛でサラダ油を塗る。
- 焼き網を中火で熱し、やきなすを時々返しながら焼く。
- 下の空気孔から蒸気が出てきたら竹串を刺してみる。スーッと通れば焼き上がりです。
- 少し冷ましてからヘタを切り落とし、皮を剥く。そして食べやすい大きさに切る。
- 器に盛り、かつお節、生姜をのせ、醤油をかけていただきます。
今日のまとめ
焼きあがったやきなすの皮を剥くと、思いのほかするするっと剥けます。やきなすという名前のナスはこんなところまで焼なすに最適化しているかのようです。切り分けて生姜醤油で食べてみます。やわらかい果肉からジューシーなナスのおいしさが染みだしてきます。やっぱりやきなすは最高の焼きなすだった! と最後まで変な日本語で締めくくることになってしまった!
今回のレシピに登場したやきなすについてのお問い合わせは
株式会社カネヘイ青果
電話 0258-46-6090
住所 長岡市新産1-1-2